法律と条例の違いと相互関係

法律が国や政府が議会で承認されて制定されるのに対して、条例とは地方公共団体(都道府県や市町村、特別区など)が制定した独自の法規のことです。
その法規制定については、自治立法権が根拠になります。
決定までのプロセスや適用の範囲が法律とは異なりますが、違反者に対しては拘束する権限もあり、罰則規定もあります。
例えば、都道府県ごとに制定されている迷惑防止条例があります。
ここでは様々な迷惑行為に対する定義と罰則がありますが、施行された時期や定義および罰則規定が都道府県によって異なります。
例えば、電車における痴漢行為については、東京都の場合、迷惑防止条例第5条が適用されて、6ヶ月以下の懲役あるいは50万円以下の罰金に処せられることになります。
しかし、この行為が悪質であったり、常習性がある場合は、刑法の「強制わいせつ罪」に問われます。
このケースでは、つまり、法律とは一定の境界線で独立して存在していますが、相互に密接した関係性にあります。

アイデアや表現が似ている場合

漫画は今や、日本のポップカルチャーとして海外へと輸出される商品の一つです。
市場も広がり、ヒット作が出れば利益が凄いことになります。
それだけに作家さんは、アイデアを駆使し日夜努力を重ねているのです。
しかし時には、ある作品が別の作品と酷似してしまうということがおきます。
盗作ではないかと、騒がれてしまいます。
作品の全ページが同じというわけではなく、一部のシーンが似ているといった場合などは判断に困ってしまうのです。
アイデアや表現が偶然に、似通ってしまったというケースも想定されるからになります。
著作物に関したものは、著作権法という法律によって守られているのです。
著作物とは、思想や感情を創作し表現したものであり、文学・美術・学術・音楽の範囲に属するものを指しています。
そして著作権法の大原則として保護されるのは、表現法であってアイデアそのものではないとされているのです。
さらに著作者が自身の創作したものを、盗作されたことを知った時から6か月以内に訴える必要があります。